韓国留学(語学留学)をお考えの方必見です!実際に語学留学を経験した方々に、体験談インタビューを行いました。今回は語学留学体験談第1弾として、私の「延世(ヨンセ)大学語学堂」での体験談からご紹介します。
CONTENTS
韓国語学堂の留学準備
韓国留学を決めた理由
まず、私が韓国留学を決意した大きな理由は「韓国が好きだから」でした。韓国に住みたかったんです。趣味で勉強していた韓国語でしたが、勉強していくうちにその面白さにはまりこんでしまいました。
もっともっと韓国語を学びたい、喋れるようになりたい、そしていつか韓国語を生かした職業に就きたいという思いを持つようになりました。
韓国留学を決意した当時、私は自分の仕事に対して疑問を持っていました。「このまま何の意味も感じないままこの会社に通い続けていいのか…?」その会社で仕事の面白さややりがいを感じられなかった私。
逃げといえばそうなのかもしれませんが、何か行動を変えない限りこの先もずっと当時の状況が続くと思うと不安でたまらなかったんです。ありきたりな言葉ですが、一度きりの人生、自分の好きなように生きたいと思いました。
延世大学語学堂を選んだ理由
私は延世大学語学堂に入学しました。延世大学語学堂を選んだ理由としては、やっぱり知名度が大きかったと思います。韓国語学堂としての最高峰と聞いていたので、他校に比べると少し学費は高かったものの、信頼できる語学堂のように思えました。
それと、延世大学語学堂は文法に力を入れているということでも有名です。会話はもちろんですが、きちんとした文法を学びたいという思いが強かったので、その点でも惹かれました。
また、私が日本で卒業した大学はこじんまりとした小さな大学だったため、広大な敷地を持つ大学らしい大学に対する憧れがあったというのも理由のひとつです。
延世大学語学堂は延世大学とはかなり離れたところにありましたが、それでも語学堂生は自由に大学内の施設を利用することができるので、私が経験することのできなかったキャンパスライフを送れそうだなという期待が持てる語学堂でした。
韓国留学に備えて準備した資金
半年間の留学予定で、100万円を準備しました。延世大学語学堂の一学期(三ヶ月)の学費は(2017年3月当時)約17万円で、二学期で申請したので約35万円。
利用した韓国留学エージェント会社
🌹質問の回答🌹
aah!educationさんにお願いしました☺🇰🇷 留学保険も安くておすすめです💕
留学費用は学費2学期分(半年間)が約35万円で生活費とか諸々合わせて100万円準備しました🙏留学準備に関しては詳しくまとめて近々記事にアップしますね☺✏#REKOREA質問箱📦 pic.twitter.com/GYxiq1gXcz
— REKOREA(リコリア)-韓国情報サイト- (@REKOREA_com) 2018年2月22日
aah!educationさんにお願いしました。エージェント費用は3万円ぽっきり。留学前の丁寧なアドバイスや、留学中のサポートがありがたかったです。
aah!educationさんは私が通った延世大学語学堂との親交が昔から深いということで、寄宿舎の確保率の高さなど、延世大学語学堂入学に関して安心できる点が多く魅力的でした。
延世大学語学堂での学校生活
延世大学語学堂のクラス構成
クラスの人数は13名で、日本人3名、中国人6人、インドネシア人1人、ニュージーランド人1人、モンゴル人1人、ロシア人1人という構成でした。
延世大学語学堂は生徒数が多く、日本人率の高さでも知られていますが、その分クラス数も多いので基本的に1クラスの日本人率は25%くらいです。
「日本人ばかりでつるんでしまいそう」と言われているようですが、外国人の方が圧倒的に多いので、(もちろん心がけ次第ですが)日本語環境にどっぷりということにはならないと思います。
延世大学語学堂の授業内容
授業時間は午前9時から午後1時まで、4コマの授業が行われます。1限目と2限目が文法、3限目が読解または選択(スピーキング・リスニング・筆記)、4限目がディスカッション(1・2限目で習った文法を使った会話がメイン)という感じ。
4限目はディスカッションと言っても、発言の機会が増えるだけで本格的なディスカッションをするわけではありません。1・2限目で終えられなかった文法学習の時間に充てられることもありました(1・2・4限目は担任の先生の授業で、3限目のみ先生が変わります)。
延世大学語学堂のテスト出題内容
筆記(文法)・読解・リスニング・マラギ(スピーキング)のテストがそれぞれあります。筆記(文法)に関しては、授業で習った文法や単語、熟語などが穴埋め形式や選択形式で出題されます。教科書やワークブックをしっかり押さえておけば難しくありません。
最後には作文がありました。読解は、授業で取り扱った題材のみが出題されます。内容を覚えていさえすれば大方解けるので、一番簡単です。
リスニングは普段の先生の授業が聞き取れていれば問題なし(ただ音声が延世大学語学堂の先生の声を録音したものなので、まあまあ聴きづらい)。
マラギ(スピーキング)は、先生と1対1で面接のようなテストを受けます。先生の質問に対し、習った文法や単語、熟語などを咄嗟に考えた文に組み込んで答えなければいけないので少し難易度は高め。
クラス内での発表やクラス毎の発表など、延世大学語学堂は発表の機会が多いです。これらの発表もマラギ(スピーキング)の点数に加算されます。
延世大学語学堂での韓国語力の変化
延世大学語学堂に通って韓国語力は伸びた?
延世大学語学堂に通って韓国語の実力が伸びたかというと、留学前に比べてはるかに伸びたと思います。延世大学語学堂が文法に力を入れている語学堂というだけあって、たくさんの文法を学ぶことができ、表現の幅が大きく広がりました。
また、常に韓国語環境にいることによって、以前は考えてから発言していたところを、スムーズに韓国語でのやりとりができるようになりました。今では韓国語で物事を考えることも多々。
発音練習も重点的に行ってくれる担任の先生だったので、発音もぐっと良くなったように思います。初めて会う韓国人の方にも、ちょっとした会話を交わしたくらいだと「発音がきれいだから本当に韓国人かと思ったよ!」と言ってもらえるようになりました。
延世大学語学堂の施設・学食・アクセス
大学を含めた学校施設の充実度
さすが延世大学、学校施設はめちゃくちゃ充実しています。延世大学の語学堂は大学とはちょっと離れた場所に位置していているんですね。
そのため大学の敷地内に入ろうとすると少し距離があるのですが、とにかく何から何まで揃っているので本当に便利です。延世大学の敷地内だけで生活できそうなくらい。語学堂周辺にもコンビニや学食、カフェなどが充実しています。
大学を含めた学食の充実度
延世大学には7箇所かな?の学食が用意されています。近所の大学の学食も食べに行ってみたことがあるのですが、個人的には学食は延世大学が最高でした。とにかく広い、綺麗、安い、そしておいしい!学食の数が多い分、メニューもすごい数です。
毎日いろんなメニューに挑戦したり、行ったことのない学食に足を運んだり、学食巡りを楽しむことができます。一般利用も可能なので、試しに食べに行ってみるのもおすすめです。
延世大学語学堂周辺の施設の充実度
延世大学語学堂は、学生街として知られている「新村(シンチョン)」に位置しています。学生街というだけあって、リーズナブルな飲食店やおしゃれなカフェ、若者向けのファッション・コスメショップなどが充実しており、遊ぶのには飽きない街です。
むしろ、留学中に遊ぶのには適しすぎている場所で、誘惑だらけです。いつも夜遅くまでわいわい賑わっています。基本的に何でも揃っているので、新村から出る必要を感じないほど。
延世大学語学堂へのアクセス
延世大学語学堂の最寄駅は地下鉄2号線新村駅なのですが、急な坂の上に位置しているため、駅から歩こうと思うと20分くらいは見ておいたほうがいいかもしれません。
駅前から出ているバスに乗れば、坂の下まで5分(いつも混んでいるので)、坂を上って5分くらい。10分くらいしか変わりませんが、歩きだとかなり体力を持っていかれるので、基本的にはみんなバスを利用したがっています。
延世大学語学堂に通ってみて
延世大学語学堂での学校生活を振り返ってみて
一言で言うと、めちゃくちゃ楽しかったです。私は25歳という年齢で留学に挑戦したということもあり、久々の学生生活で何もかもが新鮮でした。
韓国人の友達よりも外国人の友達の方が多くできましたが、毎日多国籍の友達と国際交流ができるのも語学堂ならではだと思います。自分から望んだ留学だからこそ、勉強も頑張れたし、毎日充実した時間を過ごすことができました。
延世大学語学堂に通って良かったと思うこと
延世大学語学堂は、韓国の語学堂の中でも古い歴史を持っており、韓国語教育・教師共に高い質を誇っている語学堂です。学費は他の語学堂に比べて高かったですが、さすがだなと思える韓国語授業を受けることができました。
実際に私の韓国語の実力が伸びているので、満足しています。語学堂の施設は古いですが、延世大学の施設は新しい上にとても発達していて便利です。大きな大学に憧れていた私ですが、想像していたようなキャンパスライフを送ることができて満足しています。
他校の語学堂を羨ましく思ったこと
授業中、なるべく積極的に発言しようとしていたということもあって、会話力は伸びたように思いますが、延世大学語学堂は会話に力を入れているわけではありません。
発言の機会もそれなりにありますが、会話に重点を置いているという江西(ソガン)大学語学堂を羨ましく思うことがありました。
それと、韓国に半年以上の長期滞在をする場合「外国人登録」が必要となるのですが、延世大学語学堂に通う場合には全て自分で手続きをしなければなりません。これがなかなか面倒なのですが、その手続きを語学堂側で行ってくれるという漢城(ハンソン)大学語学堂も羨ましかったです。

韓国留学中の日常生活
平日は毎日午前9時から午後1時まで授業があります。50分授業が4コマで、2限目と3限目の間には20分休憩を挟みます。放課後は友達と学食でランチを食べて、延世大学の図書館で授業の予習・復習を行ったり、カフェ巡りをしたりしました。
週末にはショッピングをしたり映画を観たり、ソウル郊外に遠出してみたりも。勉強も遊びも、どちらも充実していました。
韓国留学という人生の貴重な経験を通して
韓国留学を振り返ってみて
勤めていた会社を辞めて、25歳という年齢にして韓国留学。迷いはありませんでした。学生のうちは見えなかった「自分のやりたいこと」が、不思議なことに社会に出てから見え始めるんですよね。
自分の時間が削られていく中で、そこで本当に自分が惹かれているものが何かに気付きました。私の場合はそれが韓国留学で。「このままでいいはずがない、自分の好きなことをして生きたい」と思い、踏み出した韓国留学。
いつか韓国語を生かした仕事ができればと韓国語学習に励みましたが、韓国語を伸ばすことができただけでなく、友達や経験など、留学したからこそ得たものも大きかったように思います。
以前、セブ島に留学したときにも感じましたが、留学は自分の視野を広げてくれます。韓国留学したことに対し、一度も後悔したことはありません。むしろ今が充実していて、思い切って韓国留学を決めて良かったと思っています。

さいごに
いかがでしたか?
語学堂体験談インタビューのご紹介に先駆け、私自身の語学留学体験談を書かせて頂きました。韓国留学に興味がある方、延世大学語学堂への入学を検討中の方、語学堂選びで迷っている方の参考になれば幸いです。
https://re-korea.com/interview-all/