韓国旅行

【閲覧注意】韓国の歴史を知りたい方におすすめ!ソウルで刑務所観光をしてみた

韓国ソウルには華やかな観光スポットが満載ですが、ちょっと違うアングルから韓国を見てみるのもおすすめです。特に日本人にとっては気軽なテーマではありませんが、韓国の歴史や日韓の近代史について考えるのならソウルの「西大門刑務所歴史館」がぴったり。

今回は、そんな西大門刑務所歴史館についてご紹介します。

※閲覧注意※ 凄惨な表現や写真があります。

韓国の歴史を語る「西大門刑務所歴史館」

今回ご紹介するのがこちら「西大門刑務所歴史館」です。日本植民地時代に独立運動家たちが収容されており、第二次世界大戦後には韓国政府が使用していたという獄舎などを保存・公開している施設になります。

日本植民地時代の監獄や死刑場、独立運動の取り調べの様子などを、実際の史料や再現された人形などを通して知ることができます…。

だいぶよくなってきているという「反日感情」ですが、一部の韓国人の中にはそういった感情を持っている人がいるのも事実。

私は韓国が好きで韓国に住んでいますが、韓国人の中で生活していく上で、韓国の歴史や日韓の近代史についても少しは知っておく必要があるなと思い、今回この西大門刑務所歴史館に足を運んできました。

西大門刑務所歴史館の入口には、日本語パンフレットも用意されていました。館内でも日本語で説明文が書かれているものもあれば、書かれていないものもあります。(韓国語と英語のみとか)一応もらっておくといいかも。

それでは、西大門刑務所歴史館の見所について見ていきましょう。

西大門刑務所歴史館の見どころ

刑務所歴史室

まずは、西大門刑務所歴史館の「刑務所歴史室」です。刑務所歴史室では、日本植民地時代の刑務所や朝鮮総督府に残されていた史料を元に作られた、1930年の建物の配置図に模型、写真などが展示されています。

展示物の中には日本語が記載されているものもあり、かつて本当にこの場所で、日本人が韓国人を…と思うと、ぞっとしました。

民族抵抗室

次は「民族抵抗室」です。刑務所建設の頃から始まったという植民地化の過程、そしてそれに抵抗する独立運動、独立運動家の訓練に連行、会議の様子など、当時の様子をよりリアルに知ることができる写真や映像などを鑑賞することができます。

写真の「追慕空間」では、約5000人分の受刑記録の複製が張り詰められています。すごい数ですが、これでも実際の受刑者数の8分の1程度なんだそうです…。

他にも、独立運動家を連行するために使用されていたという笠や、重りの付けられた鎖なども見ることができました。

拷問体験室

一番衝撃的だったのが「拷問体験室」です。刑務所内に設けられていた拘置所、拷問室、遺体を運び出すための死刑場の地下部分などが実物大で作られており、人形でその当時の様子がリアルに再現されています。

拷問室では、人が人に対してする行為とは思えないような、酷い拷問の様子が再現されていました。

「水拷問」は、水槽に頭を無理矢理沈めたり、鼻や口に水を注ぎ込んで呼吸困難に陥らせて苦痛を与えたという拷問方法だそうです。さらには、肺に水が溜まることによって胸膜炎にかかり、苦しみながら亡くなっていった人もいたとのこと…。

「爪刺し拷問」などもありました。この爪刺し拷問や爪剥がし拷問は、あまりにも凄惨な拷問方法であるため、2010年の改修工事をきっかけに再現に使用されていた人形は取り除かれてしまったとのことです。。

爪刺し拷問は、細くて鋭い串を爪の下から刺して苦痛を与えたという拷問方法だそうです。酷いときには爪だけでなく、口の中までもを刺して苦痛を与え続けたこともあったとのこと…。あまりの苦痛に気絶する人もいたのだそうです…。

何もない小さな拘置所もありました。展示物なので鑑賞用に照明がありましたが、当時はきっと暗闇だったのだと思います。どんな気持ちでこんな場所に収容されていたのかと思うと…、胸が痛みます…。

拷問体験室で見ることのできる展示物は、どれも衝撃的なものばかりでした…。目を伏せたくなるような光景ばかりでしたが、それでも西大門刑務所歴史館の中では一番当時の様子を分かりやすく知ることができる見所ではないかと思います。

獄舎

刑務所としての機能が終了し、閉鎖された当時に残っていた15棟の獄舎のうち、7棟がそのまま保管されており見学することができます。

そのうち1915年に造られた10~12獄舎は、現存する最古の煉瓦造りの獄舎なのだそうです。獄舎の内部はもちろんですが、外観にも注目してみてください。

11獄舎、12獄舎は中まで入ることができ、通路の両側にずらりと並んでいる監房の様子を見ることができます。特に独房は真っ暗で、「墨部屋(モッパン)」と呼ばれていたのだそう…。獄舎はどこも薄暗く緊張感があり、ぞっとするような雰囲気を感じました…。

「反日感情」はなぜあるのか…。

一部の韓国人の中に「反日感情」というものがなぜあるのか、じっくりと考えたことはありますか?私は、これまでそんなに深く考えたことはありませんでした。

でも、今回西大門刑務所歴史館で韓国の歴史に触れてみて、もし私がこの当時の韓国人だったら、当時をよく知っている韓国人だったら、と思うと、そういった感情が残ってしまうのも仕方がないことなのかもしれないとも思いました…。

西大門刑務所歴史館は日本政府が建てたという建物で、館内に保管されている史料は日本語で記載されているもので、当時実際に拷問に使用されていたという物が保管されていたりと、当時の様子を生々しく知ることができました。

特に拷問の様子はかなり衝撃的で、どれだけ痛くて、苦しくて、怖かっただろう、と思うと、言葉にもなりません…。

韓国ドラマや韓国映画から感じる「反日感情」

ちょっと余談なのですが…。

韓国ドラマや韓国映画の中には、日韓の歴史を描いているストーリーが多く、韓国でもかなり人気があります。こういった内容のドラマや映画が公開されるたびに、日本で話題になっているようです。

これに関しては、日本がちょっと敏感になりすぎているのかな、と思います。

というのも、日韓の歴史を描いている韓国ドラマや韓国映画は、あくまでもドラマや映画。どんなドラマや映画も同じだと思いますが、どれだけ面白いものにするか、という気持ちで作られているんです。

だから実話を元にしていたとしてもフィクション要素はもちろん含まれています。そんなドラマや映画を見ている一般の韓国人も、その内容を真に受けたりしていません。

私が初めて日韓の歴史を描いた映画を観に行ったとき、正直少し怖かったんです。観に来ている人はみんな反日なんじゃないかと…。笑

でも、そこで韓国人が評価しているのは「日本人」ではなくて「映画の面白さ」。口コミなんかを観ても、映画そのものが評価されているだけです。「日本人が見ると気分良くないかもしれないけど、ドラマや映画としてはやっぱり歴史物が面白い」という声もありました。

基本的には、日本を好きな韓国人が多いです。韓国に住み始めてひしひしとそれを実感しています。当サイト「REKOREA」を見てくださっている方のように、韓国を好きな日本人もたくさんいます。

日本人にとっては決して気分のいいものではないかもしれませんが、韓国側の歴史を知ることによって、韓国をより深く理解することができるのかなと思います。

施設情報

”서대문형무소역사관”
施設名 西大門刑務所歴史館(서대문형무소역사관)
住所 서울 서대문구 통일로 251
電話番号 02-360-8590
開館時間 3月~10月 9:30-18:00
11月~2月 9:30-17:00
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
元旦・旧正月・秋夕当日
アクセス 地下鉄3号線独立門駅(ドンニンムン駅/동립문역)5番出口から徒歩5分
その他 閲覧所要時間は1時間から1時間半程度あれば十分です。

 

地下鉄3号線独立門駅(ドンニンムン駅/동립문역)5番出口を出ます。

すぐ左に松林があるのですが、「서대문형무소역사관(西大門刑務所歴史館)」と書いてある看板があるので、それに沿って松林を登っていきます。

松林を抜けたところに、西大門刑務所歴史館の入口が現れます。この大きい門ではなくて、そのすぐ隣にある小さな門が入口となっています。

入口を入るとすぐ左手にチケット売り場があるので、ここで料金を支払います。

チケット料金
大人(満19~64歳) 3000ウォン
中高生(満13~18歳) 1500ウォン
小学生(満7~12歳) 1000ウォン
満6歳以下・65歳以上 無料
その他 団体割引有

 

さいごに

いかがでしたか?

韓国の歴史を知ることのできる、西大門刑務所歴史館についてご紹介しました。韓国ソウルには華やかな観光スポットが溢れていますが、違うアングルから韓国を見つめることのできるこういった施設もあるんです。

気軽に楽しめるような施設ではありませんが、日韓の歴史に興味がある方、韓国をより深く理解したいという方にはおすすめです。確かに重い内容ではありましたが、私は行ってみてよかったと思いました。

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りこりあ
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